恋煩い

恋煩い…

 

それはちょっぴり羨ましい感情

 

 

思春期の頃にはそんな想いもあったかもしれない

 

いつしか、自分から誰かを愛する事を忘れてしまった気がする

 

 

 

相手に想われて始まる恋も悪くない

 

けれども誰かの恋を煩わせている事に気付くと逃げ出したくなる自分もいる

 

 

 

私にとってのそれは『執着』だと感じてしまうのだ

 

 

何故にそこまで愛する事に必死なのだろう

 

 

愛する事も

 

誰かを想う事も

 

素晴らしい感情だ

 

 

 

けれども幾多もの愛は要らない

 

 

 

たった一つの愛を大切にしたい

 

 

 

 

そんな想いは罪なのだろうか

 

 

 

 

 

 

 

宮沢せな