それぞれの想い

恋をするのは自由

それは自分の心に秘めた想いなら

 

けれども恋愛は違う

二人の想いが重ならなければ

一方通行になってしまう

 

たとえ長年一緒に居ても

片方の心が変われば恋は終わる

きっと冷酷なまでに

 

出逢った瞬間でさえ

恋の予感を感じるのは

数々の恋の経験がそれを知らせてくれる

 

いつからだろう

好きだと言葉に出せなくなったのは

 

いつからだろう

恋に臆病になってしまったのは

 

私は自分自身にいい訳をする

オトナになったのだから

仕方ないことなのだと

 

いつか届くはず…と

いい訳を探し続ける

それでいいのだと いい訳を重ねる

 

臆病な自分へのいい訳を

ただただ正当化して

自分自身を守っているだけ

 

いつかその殻を破こう

自分の為に 未来の為に

ありの侭の自分をぶつけよう

 

すぐそこまで

恋の足音が聞こえているのだから

あなたの足音が聞こえているのだから

 

 

 

宮沢せな