女心はウラハラで

子供のように我侭を言う自分がいる

あなたのことが欲しくてたまらない


母親のように自分を諭す自分が呟く

あの人はだめよ・・・と


子供のように駄々を捏ねて困らせてしまいたい

あなた以外、愛せそうにないって


この気持ちに蓋をして

あなたの事をそっと忘れよう


あなたを困らせないように

あなたの優しい言葉を ずっと聞いていたいから


それでも子供のように駄々を捏ねたい

まるで何かに取り憑かれたかのように




宮沢せな





恋は時に人を子供のようにさせる

惹かれたら 愛してしまったら 仕方のないことかもしれない

それでも大人になる度に「我慢」といつも隣り合わせ

大人になり過ぎた自分に苦笑い

もっと早く出逢えればよかったなんて、都合のいい言い訳で

出逢う事に早いも遅いもないこと位、わかっているから

悪い人になっても構わない

そんな覚悟が持てたならどんなに楽だろう


ちょっぴり、大人の切なさを書いてみたり

ちぐはぐな想い

オンナ心は 移ろいやすい

よりいい男を探し求めるため?

 

答えはNO.

 

誰かの1番で在りたいだけのこと

たった一人のオンナで居たいから

だから、いつも居場所を求める

 

愛されなければ

キレイでいられない生き物だから

愛し過ぎて

自分を見失う恋はもう要らない

 

簡単なこと

 

愛して 愛されていたい

ただ、それだけのこと

 

いつも 最後の恋で在りたいと

ただ それだけを願って

 

ちぐはぐな想いに

サヨナラを告げる

 

あなたの恋はちぐはぐしていませんか?

 

大切な人の一番でいてください

オンナのプライドを捨てることなく

 

 

 

宮沢せな

 

オトナの恋は単純で、複雑で

あなたの一言で笑顔になってしまう私は単純で

心が躍りだしそうなくらいに嬉しくて

誰にも気付かれないように

そっと俯いて あなたを想う


隠したつもりのこの想いを

気付かれてもいいと思ったり

気付かないで欲しいと思ったり


入れ乱れる複雑な感情たちに

一人戸惑う夜


昨夜の秘密は二人だけの約束のようで

一人 浮かれてしまうから・・・

勘違いしないように

自分を戒める


いつかちゃんと伝えたいから

それまで あなたを想っていてもいいですか?

誰にともなく問いかける


私のために ありがとう・・・って

伝えてなかったね

あんな風に見たのは初めてで


私の心は一瞬で夢中になってしまった

あなたの優しさが

人としての優しさなのか

ほんの少しだけでも 気持ちがあるのか


そんなことは今の私には関係はなく

少し関われるだけで 満足だから


もう少し ゆっくりゆっくり

あなたを知っていきたい


「秘密」っていう響きが私を笑顔にする

そんなオトナの恋は単純で、複雑で・・・


ゆっくりゆっくり あなたを知りたい

あなたに出逢えたことに感謝しながら

この恋を大切にしたいから


出逢ってくれてありがとう

それぞれの想い

恋をするのは自由

それは自分の心に秘めた想いなら

 

けれども恋愛は違う

二人の想いが重ならなければ

一方通行になってしまう

 

たとえ長年一緒に居ても

片方の心が変われば恋は終わる

きっと冷酷なまでに

 

出逢った瞬間でさえ

恋の予感を感じるのは

数々の恋の経験がそれを知らせてくれる

 

いつからだろう

好きだと言葉に出せなくなったのは

 

いつからだろう

恋に臆病になってしまったのは

 

私は自分自身にいい訳をする

オトナになったのだから

仕方ないことなのだと

 

いつか届くはず…と

いい訳を探し続ける

それでいいのだと いい訳を重ねる

 

臆病な自分へのいい訳を

ただただ正当化して

自分自身を守っているだけ

 

いつかその殻を破こう

自分の為に 未来の為に

ありの侭の自分をぶつけよう

 

すぐそこまで

恋の足音が聞こえているのだから

あなたの足音が聞こえているのだから

 

 

 

宮沢せな

 

 

 

 

かけ違えたボタン

何事もなかったかのように

寄り添う切っ掛けを見せた 

勿論、許したわけではない

 

けれども、それが私の精一杯

心を緩めたのは感謝から

それ故にチャンスを与えた

 

素直になればいいだけのこと

無用な気遣いなど

空気を読めばわかるはず

 

私は意地悪だ

チャンスは一度きり

あの言葉たちを許していないから

 

再び私の心は君を拒んだ

この先なんて考えてはいない

5年は長過ぎた春なのだろうか

 

一年前と今では全てが違う

一度かけ違えたボタンは

どうなるのだろうか

 

一つだけ言えるのは

私からは動かない

あとは君次第

 

それが私の心に伝わるかは

わからない

私も日々考え生きているから

 

二人の生きる場所は違う

私が求めるものも違う

二人が寄り添うのには

 

君の相当な熱意がなければ

現状は変わらないだろう

 

過去とは違うから

私が君を頼りにしていた

あの頃とは違うから

 

恋の終わりはきっと儚い

君の心と私の心の温度差は

君が思うよりも大きい

 

私は冷静で冷淡にさえなれる

大きな切っ掛けがない限り

私は自由でいたいから

 

怒りさえなくなり

言葉を交わすことさえなく

私は何の感情も持たない

 

かけ違えたボタンは

君次第